糖尿病は食事療法がキモ!

「緩やかな糖質制限食」は、1食につき摂取する糖質が40gまでとされています。毎日3食バランスよく食べて、できるだけご飯を少なくすることが大事です。糖質ばかりの「ラーメン・ライス」や「チャーハン・ラーメン」が一番良くありません。同じように「カツ丼とざるそばセット」なども避けた方がよいでしょう。すなわち、糖質ばかりの食事はよくないということです。糖質制限の観点からも「幕の内弁当にしましょう。そしてご飯は半分残しましょう」と、推奨しています。「緩やかな糖質制限食」では、カロリーはあまり気にせず、野菜、お魚・お肉はたくさん食べましょう。もし糖尿病になってしまったら、好きなものを食べられないと考える患者さんが多いと思います。でも、もし糖尿病になってしまっても、決して食べられないという食品はありません。普段の食事とは異なるメニューが「食事療法」というわけではなく、食品に含まれる栄養素の種類とバランス・自分に必要な総摂取エネルギーを意識することが目的となります。この食事療法の考えは、糖尿病の方だけに必須な条件ではなく、常々みんなが意識して考えないといけないということです。糖尿病は、1型糖尿病・2型糖尿病・その他の糖尿病に大別できます。なかでも、毎日の食事や生活スタイルが深く関わり発症率の高さで最も多いのが、「2型糖尿病」です。当初はほとんど自覚症状がなく、たいてい血糖値の高さにも気づきませんが、病状の継続・悪化につながりやがて合併症を引き起こす要因となります。2型糖尿病の大きな原因は誤った食生活に由来するため、治療には食生活の見直しと改善が必要です。体重や血糖を意識して調整し糖尿病性の合併症を予防、そのうえ悪化を食い止めることも食事療法の主旨です。もしあなたが、お医者さんから1日1600kcalの総摂取エネルギーが理想的だと言われた場合、1日20単位の食品と交換できますが、バランスのよい栄養素を摂取することが大事になってきます。「食品交換表」には、食品だけでなく主な外食メニューも載っています。カロリーや栄養素を参考にしておくとよいでしょう。食事療法だけでなく薬物療法も行っている場合、食べものを摂るタイミングをしっかり意識しておかないと、低血糖を促すリスクが高まるので注意することです。献立をマンネリ化させない工夫をしたり、上手な外食の仕方を覚えて、食事療法を豊かにしてください。いろいろな栄養素を適量とるのが、糖尿病の方にとっては理想的な食事です。個々に応じたエネルギー量の範囲内で、調和のとれた食事をとるために「糖尿病食事療法のための食品交換表」は、非常に役に立ちます。私たちが毎日食べている食品を食品交換表で参照してみると、その中に多く含有される栄養素ごとに、6つの食品グループと表で示し調味料とは分けて、食品の重量を掲載していますが、その基準は1単位80kcalです。日常的に食品交換表を利用することで、料理の種類も豊富になります。患者数が年々増加の傾向にある糖尿病の予備軍には、「まだ糖尿病になったわけじゃないから、今は食生活を改善したり、運動をしたりする必要はない」と思っている人がいるかもしれません。自覚症状のない病気の場合は、そう考えるのも無理はないです。しかし、糖尿病の境界型になると、だんだんと自覚症状も出てきます。上昇した血糖値を下げるために欠かせないホルモン、インスリンが出にくくなったりする変化は、糖尿病と診断される前の段階からあります。一日3回の食事の量は、毎食ごとなるべく同じくらいがよいのですが、夕食の分量に多く偏ってしまいます。どんなに忙しくても、食事は20分かけてゆっくり食べることです。そうした方が、血糖値の上昇を抑制できたり、満腹感が増し食べ過ぎを防止できるからです。いくら仕事が忙しくても、短時間での食事摂取は回避しましょう。食物繊維は血糖値を下げる作用を促しますので、それらを含んだ海藻類・きのこ類はたくさん摂ってください。糖質が多く含まれるポテトやコーンを摂取する場合は要注意です。人は歳とともにインスリンによる筋肉への糖の吸収が減少します。血糖値の上昇につながる原因の一つです。食後は特別、ブドウ糖が一気に体内に吸収されるため血糖値が上昇します。血糖値上昇を抑える手段として「ベジタブルファースト」があります。食事のとき、先に野菜から食べる食事法です。食物繊維を多く含んだゴボウやキャベツなどの野菜は、ほかの食品の消化吸収を緩やかにする効果があります。また、ご飯や麺類といった炭水化物に含まれる糖質の吸収も緩やかにするので、ブドウ糖が体内に吸収されるのを緩和します。体内時計の乱れには2型糖尿病や肥満を伴う危険性が潜んでいます。糖代謝や血圧・脂質代謝・睡眠や体温など、ほとんどの生理機能には日内リズムがあり、「体内時計」と密接に関わっています。「体内時計」は、生活スタイルから影響を受けています。「時間栄養学」は「体内時計を考えた栄養学」と捉えることができます。これまでの栄養学でいわれていた「何をどのくらい食べるか」に、体内時計の観点から「食べるタイミング」を加え、食事のリズムと機能性との関係について研究する新しい分野です。腎臓病の一つである糖尿病は、血糖値を正常に保つインスリンとよばれるホルモンがうまく働かなくなり、継続的に血糖値が高いままの病気です。糖尿病の治療の目標は、生涯にわたって血圧・血糖・血清脂質などの血中の状態や体重の理想的な数値を維持することで、糖尿病の合併症や動脈硬化症から派生するさまざまな病症からの回避につながり、自由にからだを動かし活発な日常生活はもちろんのこと、人生をたのしみながら送れるようにすることです。治療法はさまざまですが、正しい指導のもと食事療法をとおして、糖尿病に追随するその他の病症(合併症や動脈硬化症など)も回避できます。参考サイト:糖尿病 食事 宅配 ランキング